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ゲーム関連の一般知識(4)

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ゲーム関連基礎知識の第4弾です。
その3までで、家庭用ゲームハードが
光学ディスクドライブ媒体に移り変わっていく変遷期まで触れています。

任天堂、セガ、ソニーの三つ巴の闘い


NECが脱落し、3DO REALも戦略ミスでゲームハード戦争から脱落し
いよいよ、表題の三社の闘いが過熱していきます。

セガサターンとプレイステーションが大容量光学メディアを使っているのに対し
任天堂は未だ、ROMカセットのスーパーファミコンで暫く闘いを続けていきます。

そして、任天堂も1996年6月23日に、NINTENDO64(N64(64はロクジュウヨンが正しいが、ロクヨンという読みでも可)を発売します。
他2社に遅れること、1年半。これで、3社の次世代64ビットマシンが出揃います。

しかし、64は他2社と違って、今回もROMカセット方式のゲームハード。
ここで、簡単にROMとDISCのメリットデメリットを記載しておきます。

ROM


メリット
・ロードが殆ど無く快適なプレイが出来る。
・記録を本体に直接残して置ける。

デメリット
・量産が効きにくく、素早い大量生産が出来ない。
・コストがかかる。ソフトにコスト分が乗せられるので高い。
・物理的接触不良による故障。データの消失など。
・容量が、ディスクに比べると少ない。

DISC


メリット
・大容量で、様々な要素を詰め込める。
・盤面に余程キズがつかなければ、まず問題なく動く安定性。
・プレスが早く、品切れなどしても素早く対応できる。
・安定したゲーム価格

デメリット
・ロード時間。特に、PS、SS時代はロードが10秒単位もザラ。
・ゲーム記録を、外付けの記録媒体(メモリーカードなど)にしか記録できない。(ただし、これはメリットにもなりうる。ゲームソフトを売ってもデータを手元に残して置ける)


新たな三社で争われることになった、ゲームハード戦争ですが
結果から言えば、この世代は今まで圧倒的だった任天堂を
ソニーが破り、家庭用ゲーム業界の勢力図は一気に激変することとなります。

ソニーが勝利できた最大の要因は
スクウェア(現・スクウェア・エニックス)がプレイステーションに
人気RPGソフト続編である「ファイナルファンタジーVII」を出すと発表したからです。

当時、日本で人気のあったRPGタイプのゲームで
ドラゴンクエストと人気を2分していた、大作シリーズであり
大容量を活かした美麗ムービーは、当時の一般のワイドショーで
ゲーム発売当初に取り上げられるほど、話題になりました。

元々は、64に出す計画だったのですが(6までは任天堂ハードで発売されていたため)
色々ないざこざがあって、結局スクウェアは長年属していた
任天堂ハードから一時的に別れることになります。
これらの確執は、クイズゲームでは覚えておく必要はありませんが
色々な逸話がありますので、調べてみると面白いかもしれません。

ファイナルファンタジーVIIが発売されると言うニュースが流れてからは
プレイステーションの売り上げは一気にうなぎ登りになり
それまで、同じく光学ディスクメディアで互角の勝負をしていた
セガを一気にまくる形になります。
64は他に比べて後発だったことと、ROMメディアでややこしいゲームハード特性から開発者から
開発がしにくいと不評だったこともあり、ソフトリリースも他2社と比べると
圧倒的に少なく、(プレステは最終的に3000本以上、セガサターンでも1000本以上のゲームがリリースされているが、64は200タイトル弱にとどまる)
ここで、ファミコン時代から続いていた任天堂の天下は一旦終焉を迎えることになります。
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