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漢字の話(1)

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私が現在、ハマっておりますコナミのクイズマジックアカデミーには
問題形式の1つとして、エフェクトクイズという問題があります。
どのようなクイズかは、以下の動画を参照してください。



問題と共に画面に、その答えが出るのですが
最初はモザイクや一部しか表示されていないので
問題から答えが分からない時は、画面を見て判別可能になってから答えるということになります。

答えが画面に出ているので簡単ではないかと
思えるクイズ形式の1つですが、ここで立ちはだかるのが漢字の問題です。

日本語の漢字というのは、御存知の通り1つの漢字に対して
まず、音読み・訓読みの2通りの読み方が大体あるということ。
そして、漢字によっては音読み・訓読みが複数読みある漢字というのは
日本語では全く珍しく有りません。

漢字の本場中国では、9割の漢字は、読み方的に1つしかありません。
例えば、「行」という字が、日本語と同じ行くの意味ではxing。
銀「行」の時はhangと読むといった例もありますが、全体の数から見ると
こちらのほうが数が少ない。

しかし、日本語では中国から漢字を輸入し、輸入した漢字に独自の読みを与えていきました。
訓読みと呼ばれるものですね。そして中国の本来の音を参考にしたものが音読みです。

もちろん、場合によっては読み方が1つの漢字というのもありますが
日本語では、中国語とは逆でそちらのほうが例外的だと思われます。

この1つの漢字で複数読みがあることから、特に地名問題や人名問題については
もはや、混沌の状況です。地名はまだしも、人名は好き勝手に名前をつけているパターンもあり
知らなければ読めない…という漢字も頻出します。

要は、日本語は非常にこのようなクイズと相性が良い言語ということになります。
熟字訓と呼ばれる当て字読み(日本語で当て字にしたもの、中国から直接漢字を輸入してその読みにしたものなど)がありますので、漢字問題については幾らでも問題が作れるのではないかと思います。

卑近な例として、「生」という漢字を挙げてみましょう。
小学校一年で習うお馴染みの漢字ですが、その読み方はなんと
158種類確認されていると、とある日本語学校の調べでわかっています。

生の読み方 158種!

セイ(人生)、ショウ(一生)、う-まれる、い-きる、お-いる、なま、うぶ…
ざっと思いつくだけでも、これだけの読み方がありますし、地名や人名にも大量に使われるので
非常に混乱してしまいます。

特に困るのは、人名などで同じ漢字でも読み方が違う例。
上の「生」を使った人名で言えば、将棋の羽生(はぶ)善治氏と
男子フィギュアスケートの金メダリスト羽生(はにゅう)結弦選手は
読み方がわかっていなければ、答えられないということです。
他にも五十嵐という苗字で「いからし」なのか「いがらし」と濁るのか。
こちらも、人名ですから正しいほうで書かなければいけないわけです。
目の前に回答は出ているのに、読み方が違うので不正解にされるという
まさにクイズにうってつけの言語が日本語ですね。
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